ドッグイアの効能
ブログを覗いてくださり、ありがとうございます。
今回は、今日投稿したInstagramを再編集しながら書いていきます。
昨夜、急にズンとした重みを身体に感じました。こんな時は抵抗せずに安静にする(ひたすら寝る)ことに徹しています。
朝起きてからは、お白湯の入った水筒と、ずっと続きを読むことを避けていたパウロ・コエーリョ氏の小説『第五の山』(角川文庫)をお風呂に持ち込むことになります。
彼の作品は、日本でも舞台や映画化された『ベロニカは死ぬことにした』(角川書店)から入りました。なかなかヘビーな作品ではありますが、それなりに理解出来てしまう箇所もあって、いっきに読んだ記憶があります。
つぎに、もっとも有名で彼の2作目の作品である『アルケミスト』(角川文庫)を読んだことから、ちょっと悟った気分にでもなった?!のか、調子に乗って手に取ったのがこの作品です。
かなり忘れっぽいわたしは、どの作品も詳しいストーリーをいまだに覚えていませんが…
どの作品も哲学的で、精神世界(スピリチュアル)が好きな人に限らず、壮大で普遍的なメッセージを受け取りやすいと感じます。
ただ、この作品はむずかしい雰囲気や暗いイメージがあって、その上、文字がぎっしり詰まっていたこともあり、途中で読むのを断念しました。
もともと本を読むのが得意というわけではないため手持ちの本も限られています。
しかし、なぜか今日は迷わずにこの本を手に取っていました。
ちなみに『第五の山』の五ですが、リーディングに数秘術を取り入れているわたしとしては、いま非常に気になる数字でもあります。
5は、おもに変化や変革、冒険や未知へのチャレンジもあらわします。その分、やんちゃさもあって、まわりに波風を起こすこともあります。
手前の4は、安定や安心、堅実さや真面目さをあらわすことから保守的になりやすく、そこから不満が生じやすい場面もあります。
だからこそ、5のステージは山場といいますか、登りがキツく引き戻される力も働き、突破するにはそうとうな忍耐力がいったりもします。
わたしは、この5という数字を仕事や使命として使っていく性質を持っていて、また人生のテーマだったりもします。(性格や才能、考え方の癖をあらわす基本の数字は9で、魂的には1のように生きたいなど…ほかにも数字を持っていますが、そのあたりの話はまた別の機会に書いてみようと思います)
湯船の中で「あー、やっぱり読めないかも!!」と思っていたら、149頁にドッグイア(本の端をしおり代わりに折った角)を見つけました。
「これって、もしかしたらサイン?!」と思い、最初の作者のことばやその付近のみを読み返しました。ちょっとズルいかもしれませんが1枚のオラクルカードを引くときの感覚です。
【物語は、紀元前九世紀の混沌としたイスラエルが舞台。指物師として工房で働くエリヤが子どもの頃から聞いていた天使との対話が魅力。旧約聖書の時代から蘇る、愛と勇気のお話】
ブログを読んでくれている方には意味がわからない箇所もあると思いますが、とくに気になったあたりを引用(抜粋)します。
「人は常に選択しなければならないからだ」と天使は答えた。
「そこに、人の強さがある。決意する力だ」
「…フェニキアは、破壊されるかもしれません。なぜ、世界を作った神は、運命の本を書くために、悲劇を使うのが好きなのですか?」
「悲劇などない。あるのは、不可避な出来事だけだ…お前は、一時的なものと、永続的なものを区別するだけでいいのだ」…
そのあとも続くエリヤの質問に対し、不可避な出来事は一時的なもので、永続的なものとは、不可避な出来事から何を学ぶかだけだと告げて、天使は消えてしまいます。
このページに折り目をつけたのは、おそらく6、7年前になると思います。その時のわたしが、いったいどこまでそのことばを理解できていたかすら覚えていません。
きっと、過去に起きたいくつもの悲劇に対し、わたしなりに意味を持たそうとしていたのでしょう。
その後も、大きな不可避になんども苦しみながら、学びは繰り返されることになります。
そして、天使のいうように、すべての学び(点)を受け容れ、つなげることで、新たな道がひらかれてきたと思えます。
それぞれが直面する厳しい現実は、わけがわからなくても、自らが与えた天命的なものとして活かすことで、兆しを見つけられるのかもしれません。
わたしたちに、この先も何が起きるかわかりませんし、その都度一喜一憂したり、アタフタすると思います。
それでも、
最終的には抗わずに受け止め、しっかりと目の前のサインに気づくことができれば、奇跡が起きることもあるはずです。
あ、朝風呂を出てから小さな奇跡が起きました。
いきつけの美容室の予約がいっぱいで困っていたら、希望していた日時に空きが出て予約が取れました。この幸先のいいサインに気づけた一連の流れに感謝した瞬間でした!!
このたびは、最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます。
どんな人にも、このドッグイアのような効能が日常のあらゆる場面に散りばめられていると、わたしは本気で信じています。